卵の黄身と君

COLUMN

占い師が教えてくれた事。

10代が終わる頃まで、成長するということがどういうことかよくわかっていなくて、ただなんとなくかっこいい先輩の真似をしてみたり。それだけでも前の自分とは何かが少しだけ変わったような気がしていた。

初めて成長を実感した瞬間があった。

今から4年前、21歳になってバイクで日本を一周した。約2ヶ月もの間、毎晩テントを張って野宿をして、初対面の僕を家に泊めてくださる親切な方にお会いしたり、刺激をくれるたくさんの人に会って、普段の生活じゃ味わえない、非日常を体験した。

そうして地元に帰ってきた時、周りにいた人たちが僕の変化を感じ取って「変わった」と僕に言い、自覚はなかったけれど、そこで初めて何かを成し遂げて成長するのかなあという体験をしました。

s_make

そんな時、たまたま買い物をしていたスーパーの一角で占い師さんが1000円で手相占いをやっているのを見つけ、なぜだか吸い込まれるように椅子に座った。優しい笑顔の占い師さんは僕の手に伸びるシワを見てこんな事を教えてくれました。

「君は卵の白身が多すぎる」

. . . どういう意味ですか?そう言った僕の後に続いて、占い師さんはこう答えた。

「卵を割ると白身と黄身があるんだけど、白身の部分は、人にこう見られたい、誰かみたいになりたい!とか。見た目で大きく見せようとしてる部分もそうだね。そして黄身の部分。それはオリジナルの自分。人間は出会う人々に良い事も嫌な事も言われて、傷ついて成長する反面、オリジナルの自分を閉じ込めてしまっている。こうしたら怒られる。とか皆がしている事だからしなきゃ!とか。いわばそれが白身。そうやって人は自分らしく生きられなくなっていってしまうから。あなたは白身を少しずつ落としていけたらいいんじゃないかな。」

ずっとどこかで考えていた違和感。なにか硬く結ばれていた紐がほどけていくような感覚がありました。

itisno2ev-6770 (2)

誰かになろうとしたり、白身の部分で足りない自分を補おうとしていた。そのオリジナルの自分とのズレが人の違和感を生むんだとそう感じた。元々綺麗な赤を持っているのに他人の青に惹かれて、元の綺麗な色を隠してしまってはもったいないだろう。

人は元々みんな素敵なものだと僕は信じています。ありのままの自分。きっともう気づいているあなたの黄身。特性、特徴、をより良く、例えば優しい人はより優しく、その中でも温かみのある優しさを大事にしていくなど、そのような事が本質を成長させるという事なのかもしれません。

オリジナルで生きる事が人の真の価値を引き出す。

自分の ”根” がしっかり理解できていてその上でうまく表現できているかどうかが、その人自身の本質的な自信に繋がっていると思っています。

表現という言葉を使いましたが、表現というのは何もアーティストだけのものではありません。人とのコミュニケーションも表現の一つです。

また、自分のオリジナルをより確立できるようになると、人と自分を比べるような事もなくなる。十人十色という言葉があるが、頭ではわかっていてもやはり比べてしまう事があります。まず自分の色をはっきり理解する、してあげる。そうすると自信が持てるようになり、人と比べる必要さえなくなってしまう。

s_bbb

その先に、ありのまま自由に、のびのび鼻歌を歌って生きている、自由になったあなたが見えてくるのかもしれない。

  • FACEBOOK
  • TWITTER
  • GOOGLE PLUS