映画「光」Movie Diary

COLUMN

「光」を観た。

素晴らしい映画でした。
河瀬直美監督のことはよくは知らないがテレビで何度か見た。
作品に対する情熱が半端ない。
そして役者との信頼関係が他の監督と違うように思える。
河瀬監督は役を演じるのではなく、役を積むと表現する。
役者は登場人物になっていく、撮影現場も、撮影のプロセスも全てが
「生」で普通の役者には新鮮な現場だとインタビューなどで見たことがある。
そういうものが映像に出ていると感じた。

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私が実は昔から思っていること。
「言葉は不自由だ」ということ。
言葉にする時点で、言語化する時点で
感情として出てくるものから劣化され、フィットする言葉にはめられて発せられる。
私のボキャブラリーのなさや表現力のなさが浮き彫りになっているのかもしれないが。
研修やワークショップなど様々なものは言語で作られ、言語でコミュニケーションをするものが多い。
理解をさせるために説明的であるという点。
ブログやコラムなど、長い文章を読んだり、研修やワークショップを受けている時、言語からくるそのエネルギーを思考を通じて処理することに限界を感じることがある。 理解力がないとも言える。。
うまく言えないんだけど。。

人間の生活は様々なツールが出現したことにより、こんなに豊かになった。
しかし「退化」をした。

日本人は特に「察する」とか「相手を思いやる」とか「以心伝心」の感覚が強いんじゃないかと思うんだけど、それでも今は昔より退化しているんじゃないかと思うわけ。

使わない機能は無くなっていく。

この映画を見て、「光」にまつわるストーリーもそうだけど、この映画は自分に色々なものを与えてくれた。
もしかしたら大げさにいうと、自分の「生きる」を考えるキッカケであったり、人生の中で大切なもの、自分の中にある大切な感覚を思い出させてくれたかもしれない。

そして、この映画を見たことにより、再度、非言語というキーワードで「映像」というものを捉え直したいと思う。
それにまつわる、ワークショップや研修などを開発してみたいと思います。

本当に素晴らしい作品を有難うございました。

画像はオフィシャルWEBから引用。

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