渋谷から1時間半の自然に触れて

COLUMN

渋谷から1時間半の自然に触れて

~あきる野市 田んぼレポート vol.1~

Yuta

Apr/14/2018

 

「いただきます」を自分たちの手で

 東京・渋谷から1時間半電車を乗り換え、やってきたあきる野市・秋川は渋谷で毎日生活する私にとって、あまりにも静かで、東京とは思えないほどのどかな町でした。時間の流れも気のせいかゆったりとしていました。

 当日は雨も危ぶまれていましたが、むしろ暑いと思うほどの快晴で、天が僕たちに「田んぼ耕せ」と囁いているようでした。鍬で手作業で耕していくのですが、狭い土地であるにもかかわらず、思っていたよりきつい。自身の運動不足とともに生命を育むことの難しさを実感しました。私たちは日常で当たり前のようにご飯を食べていますが、その当たり前を可能にするために多くの人たちが携わっていることを自覚し、日々感謝しなければならないと改めて感じました。

 

「裸足」で感じる大自然

 都会生活において、大自然を感じる機会がなかなかありません。実際にこのレポートもBArMacBookとにらめっこしながら書いています。今回、僕は長靴を借りていましたが、一人のメンバーが裸足で田んぼに入ったのを機に、僕たちは履いていた長靴を脱ぎ捨て、自らの足で大地を踏みしめ、自然を感じました。僕たちの第一声は、「気持ちいい!」でした。掘り返した土の冷たさが僕たちの足をひんやりと冷やし、また、靴を脱いだという開放感がたまらなく気持ちよかったです。時々、痛い草があったり、石があったりしていいことばかりではないですけどね。まあ、足つぼマッサージだと思ってレッツポジティブ!(笑)

 

 僕たちの田んぼは隣り合った二面しかないにもかかわらず、土質が違うという気づきもありました。土質が違えば、根付く雑草も違う。最初の一面の雑草は垂直に根を張っていたので、掘り返すのも楽だったのですが、もう一面は雑草が根を平行に張っている上に、土質も硬く、掘り返すのも一苦労。機械はそうした土質の違いもすべて均等にした上で、雑草も綺麗に砕き、整地できるというので、文明の偉大さを改めて感じさせられました。

 

帰りの電車に揺られて

 渋谷へと戻る電車に乗っているうちに感じたことが時間の流れの違いです。手にマメができ、体が早くも筋肉痛で悲鳴をあげていて、1日の仕事が終わった充足感に包まれていたにも関わらず、時刻はまだ夕方手前。人の往来が激しく、時間も早く感じる渋谷に比べて、随分とスローでまったりとした時間でした。慌ただしく時間に追われる日々を送る私たちにとって、ゆっくりとした時間の中で自分の感性を磨き、自分自身について見つめ直すことが必要かもしれません。

 田んぼに向かう途中のおじさんたちです。帰りにはヘトヘトになります(笑)それに比べ、ガキンチョたちは元気一杯でした。子供達の力を分けてもらいたい、なんてことをしみじみと思いつつ、今回は締めくくらせていただきたいと思います。

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