「安定」と「リスク」

COLUMN

「安定した仕事って?」

 

この間、ある人と話をしていた時にこんな話になったんですね。「いろいろチャレンジしてみたいとは思うんだけど、やっぱり安定を求めちゃうんですよね~」って。

 

そこでわたしは、「安定ってどんなイメージですか?」って聞いてみたんですね。

 

そうすると、だいたいイメージとしては、収益的に安定した企業につとめること、比較的いい給与がもらえていること、何かあったとき(病気や怪我など)の保証がしっかりしていること、なんかが上がってくる。

 

その対極にあるのが、リスクという言葉。「リスクをとる」とか「リスクを負う」とか。まあ意味合い的には上記の逆の感じ。でね、ふと思ったんですね。安定orリスクの本質って何か?って。

 

自転車

ちょっと飛躍して、つっこみどころ満載かもしれませんが・・・ひとつの視点として、この本質のひとつには、わたしは「エネルギー」っていう視点があるんじゃないかと思うんです。

 

たとえば、さっきの安定。上記の条件を満たす会社に入れたとして、でも自分としては面白くない、やる気がおきない、自分の価値観と合わない方針にジレンマを感じる…etc.ってことがあったとします。

 

その時に、自分はどうなるか?

 

たとえば、想像できるのは、意欲がわかないから努力することが苦痛になる。可能な限り自分の役割を超えない仕事をする。認められたいと思うんだけど空回りしてしまう。上司の言うことにうまく応えられない(方針に疑問を持ってるから)…etc.

 

そうなると、自分は価値を発揮したいと思っているのに、本人の氣持ちとは裏腹に「あの人は自分のことしか考えていない」とか「なんかずれているんだよ」とか「能力はありそうなのにもったいない」などと周りから思われてしまう…。そして、そのうち段々と会社が面白くなくなってくる。その思いはやがて、苦痛へと変わっていく。会社に行くたびに「自己肯定感の危機」に直面するわけです。

 

「安定」した会社にはいるが、なんとなく自分の居場所がなくなるような感じ。本当は能力もやる気もあった人が、そのエネルギーを奪われていく。会社が苦痛になったり、それがエスカレートして欝になったり・・・。

 

一方で、上記でいう、いわゆる「安定」とは言えないけれども、自分にとって心からやりがいを感じられ、仲間との関係は良く、互いの強みを認め合って貢献している実感もある。所属している組織、置かれている環境の中で、こんなふうに仕事ができているとしたらどうでしょう?

 

周りからは「あの人イキイキしてるよね」「なんか楽しそう」「◎◎歳には見えないくらいとてもエネルギッシュ」など、いろいろな見方をされるんですね。だから、会社や仕事がいっそう(一層)面白くなってくる。組織的には、安定感はそこまでないかもしれないが、エネルギーはどんどん湧いてくる。

 

どっちが幸せな人生か? どっちが楽しいか? 将来の価値はどっちが大きくなる可能性があるか?

女神山ライフセンター①

いわゆる一般的に言う「安定」と「リスク」を外的環境の指標にするのではなく、内的な指標、つまり、自分のエネルギー量として見たとき、「安定」とはエネルギーが湧いてくるような状態に自分を置いておける場所であり仕事であって、「リスク」とは自分のエネルギーが奪われていく、または、出てこない状態に自分が置かれてしまうことなんじゃないかって思うわけです。

 

もちろん、all or nothingの世界ではないので、エネルギーが湧いてくることも、奪われることも混在しているのが日常であり、仕事であるとは思います。でも、大事なのは自分のエネルギーの源泉がどこにあって何をすることでそれが湧いてくるのかをある程度自分が自覚していることなんじゃないか?

 

また、内側に基準を持っておくと、外からの評価や言動に対しても割かし揺さぶられないでいられるもんだとも思うんですよね。そう考えると、Visionary-Workって、最も安定している仕事、はたらきかたなんじゃないかって、わたしは思ったりもするわけです。

 

最後に、坂本龍馬のことば(^-^)

これ、好きなことばのひとつなんですよね~。
『世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る』

 

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