転機(前編)

aeru gojo 田房 夏波

THE INTERVIEW + RITZ

INTERVIEW

#1

人生の転機

転機:別の状態に移るきっかけ

人生には幾つもの転機があります。進学や就職などは、誰もが経験する転機。結婚や出産、転職なども人生の重要な転機です。

「転機」という言葉について、あなたはどんなイメージを持っていますか?

いいイメージ?悪いイメージ?自分とは近いイメージ?遠いイメージ?好き?嫌い?

挑戦したい・・・でも・・・。変えたい・・・だけど・・・

現状に不満があったり、新しいことを始めたいと思っても、「でも」「だけど」が邪魔をして、なかなか一歩を踏み出すのは難しいですよね。変化は面倒くさいし、怖いのです。

そんな面倒くささや、怖さを乗り越えて、転機を迎えた人にはどんなきっかけや想いがあったのでしょう。

昨年の暮れ、私は転機を超えて自分らしく生き生きと働く一人の女性に会ってきました。日本全国の伝統産業の技術を取り入れた、”0から6歳の子どもたちの伝統ブランドaeru”の京都直営店「aeru gojo」の店長、田房夏波さんです。

日本の伝統産業が集まる、京都の町家で

aeru2(写真:株式会社和える)

-お久しぶり!元気にしていましたか??

夏波さん「はい、おかげさまで元気です。来てくださってありがとうございます。」

-前にお会いした時は、東京で前の会社を辞めたところだったかな。もう京都に来てどのくらいになるんでしたっけ?

夏波さん「そうそう、前の会社を退職したばかりの時に、パラレルワーカーをテーマにしたイベントでお会いしましたね。あの後しばらくして関西にUターンし、1年ちょっと過ぎました。」

-あ、Uターンだったんですね。

夏波さん「京都ではないんですが、私も夫も実家が関西なんです。」

-それにしても、とっても素敵なお店ですね。(以降、お店の隅から隅まで物色しながらカワイイ!素敵!を連呼)

夏波さん「ありがとうございます、嬉しいです。”0から6歳の伝統ブランドaeru”は、子どものときから大人になっても使える、次の代まで引き継いでいただける日用品を、日本全国のいろんな伝統産業の職人さんと作っています。赤ちゃんの頃から、日本の伝統に出逢える環境を生み出したいという想いから生まれたブランドです。」

 

aeru9(青森県から 津軽塗りのこぼしにくいコップ 写真:株式会社和える)

AERU4
(コップの製作過程が展示されています。こんなに手間暇かかっているのか、とびっくり。)

-ガラスや陶器もありますが、子どもに使わせるのはちょっと心配な気も・・・

夏波さん「私たちは、子どもたちにとって、割れることもお勉強だと考えています。”aeru”の『こぼしにくい器・コップシリーズ』は、小さなお子さんでも使いやすい形を考えて作っていますし、万が一割れてしまっても、金継ぎという技術でお直ししてまた使えるんですよ。」

-金継ぎ!聞いたことはありますが、私の人生で一度もしたことがありません!でもそうやって育ったら、モノを大切にする子になりそうですね。

aeru3(写真:株式会社和える)

AERU6

夏波さん「はい、それが私たちの願いです。昔から京都は、全国の伝統産業品が集まる街でした。日本の伝統を発信する場所として、この『aeru gojo』を育んでいきたいと思っています。日本人の方にはもちろん、外国のお客さまのご来店も多いので、日本を訪れてくださった方々にも丁寧に伝えていきたいです。」

-なるほど。だから京都なんですね。納得。

後編へ続く

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